「休眠楽譜プロジェクト」は、スイスのルツェルン湖周辺の修道院の図書館に眠る手書きの楽譜を現代に甦させようというプロジェクトです。

スイスルツェルン湖周辺には、こんな山の奥にと思われるような所にヨーロッパの巡礼者の交流の場としてのカトリック修道院がたくさん建てられて、キリスト教文化に大きな貢献をしてきました。特にベネディクト派修道院には古い楽譜が多く保存されており、それらは RISM (Repertoire Internationale des Sources Musicales, 国際音楽資料総目録)の事業によってカタログとして記録されるところまではほぼ完了しています。

休眠楽譜プロジェクトはそれをさらに一歩踏み込んで、世界に一部しか残っていないこれらの楽譜をコンピューターに書き写すという文化財保存から、欠けてしまった部分は補填・編集し、さらにはコンサートやワークショップを開催してその響きを再現し、地域の音楽愛好家に地元の作曲家が生んだ名曲を紹介し、スイスの音楽文化の一面を世界の人々に知ってもらおうということを主目的としています。清書済みの楽譜はこちらからご自由にダウンロードして頂けます。

2005年にルツェルンの指揮者、ハインリッヒ・クヌッセルによって始められたこのプロジェクトは、まずロココ時代のルツェルンの三人の作曲家を中心に備え、毎年スイスのルツェルンでコンサートを開 いています。2006年11月には、埼玉室内オーケストラのコンサートでこの「休眠楽譜」から二曲を日本の皆さんに聴いて頂きました。

休眠楽譜プロジェクトは、アインジーデルン修道院音楽図書館長のルカス・ヘルグ神父、エンゲルベルク修道院楽長のロマン・ホーファー神父、エンゲルベルク修道院長のベルヒトルド・ミューラー博士、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団・NHK交響楽団名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテット氏、ルツェルン音楽院音楽史学部のウルス・ファスラー教授、フォントーベル銀行名誉会長のハンス・フォントーベル博士などの後援を受けています。

アルペンホルンとヨーデルだけではない、ヨーロッパの教会文化の重要な一部を担ってきたスイスの修道院に眠る音楽を数百年ぶりに再現しようという当プロジェクトについてのお問い合わせは、日本語でもお受けいたしますので、ぜひお気軽にご連絡下さいませ。

連絡先 Heinrich Knüsel(音楽監督)、田崎麗(プロジェクトマネージメント)
住所 Dormant Noten, Postfach 424, 6403 Küssnacht am Rigi、スイス
電話 +41 41 420 0788 (音楽監督), +41 41 850 6194 (プロジェクト、日本語可)
FAX +41 41 850 6193
E-mail info@dormant-noten.ch(日本語可)
Bankkonto Luzerner Kantonalbank, Postfach, 6002 Luzern, Nr. 01-06-509586-02, Dormant Noten